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福原愛、中国で人気の理由

      2016/03/16

卓球女子日本代表の福原愛選手、2016世界選手権ではキャプテンを務め日本団体女子チームを銀メダルに導いた。そんな福原愛選手は世界ランキングで常に上位をキープしており、実力はおりがみ付きで、小さいころからテレビでも注目され、人気も高い。そして卓球の本場、中国で絶大な人気を誇る。どうしてそこまで中国で認められたのか、理由を調べてみた。

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中国との出会いとスーパーリーグ挑戦

福原選手と中国の出会いは古く、福原選手が3歳の時から中国人コーチについて練習し、4歳の時に兄の試合についていく形で初めて中国を訪れた。初めて中国で練習したときはきつくて筋肉痛で眠れなかったという。

それ以来、何度も中国で合宿を繰り返すようになる。2005年には中国スーパーリーグ・遼寧チームに参加。このスーパーリーグは週に1,2回、広い中国を試合ごとに移動するため多忙を極めたが、福原選手は全試合に出場した。チームには当時世界ランキング2位の王楠選手、4位の郭躍選手が在籍しており、福原選手にとって良い影響を及ぼした。

中国の卓球について福原選手は

「卓球のことに関しては、本当に天下一品です。技術的にも、卓球に関する考え方も、教え方1つをとっても、すごいなって思います。」

と語り、中国卓球を心から尊敬している。そんな中国に体当たりで学び、実力を向上させたいと努力する姿は中国の人たちにとっても好意的に映ったに違いない。

語学力

福原選手が中国語が堪能なのはよく知られていることである。きっかけは福原選手が小学校2年の時に出会った中国人コーチだという。

「日本語が完璧に話せたのに、毎日繰り返し繰り返し中国語を喋ってくれました。その頃は、中国語を覚えたいと思ったことはないんですけど、自然に覚えていったのです。半年ぐらいで耳から覚えて、話が出来るようになったと思います。」

と語っている。ただ、そのコーチが中国の東北出身だったことから、福原選手が話す中国語が東北訛りになってしまっているらしい。

しかし、中国人が聞いても東北訛りだとわかるくらいの完成された語学力なのである。努力なしでは到達できないレベルの中国語を謙虚に飾り気がなく時にユーモアを交えて話す福原選手を見て、日本人に対する認識を新たにした中国人は多いだろうと思う。

中国での反応

「昔は、観客全員が中国の選手の応援でした。私が全く有名でなかったことも関係あるのかもしれないけど、悲しいなと思うことがありました。でもだんだん、ストレートとか入るようになると、私のことをわかってくれるようになって、それで、会場に行くと『頑張ってね』と普通に言ってくれるようになりました。」

と語る福原選手。中国人は非常に卓球が好きでめが肥えている。今ではどちらに対してもナイスボールが入ったら応援してくれるという。そんな中国の観客の応援を福原選手は嬉しく思っている。

中国国営放送・中国中央電視台の名物スポーツ記者、李武軍氏は

「福原愛選手は中国でとても人気がありますよ。現にわが社のアジア大会特設サイトの人気ランキングで1位は中国選手ではなく、福原選手なんです。」

と語る。福原選手と李氏は旧知の仲で福原選手も信頼を寄せている。李氏の福原選手へのインタビューがサイト上にアップされると22万アクセスを記録した。中国選手のインタビューが6万アクセスというので福原選手の人気がどれほどすごいのかを物語っている。

日本と中国の関係について福原選手は言った。

「ニュースとか見てて信じられないんです。卓球ではこんなに仲良くやっているのに。試合するときは、対戦国とか相手になってしまいますけど、それが終わったらみんな仲良くやっています。ニュースとか見ていて本当にこんなことあるのかな、という気持ちになります。」

福原選手は中国のことを敬い、言語も含めて中国を理解しようとしている。そんな福原選手の姿勢を中国の人々も認め、応援してくれるようになった。互いを理解しあえる理想の姿だと思う。

あわよくば、国と国の間でもそうであってほしいと心から思う。

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