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市和歌山高校野球部、甲子園で勝つために!

      2016/03/16

和歌山県の高校野球は長きにわたり智弁和歌山高校が頂点に君臨してきた。しかし、近年ではその勢力図が変化してきている。中でも市和歌山高校の活躍は目を見張るものがある。

そのきっかけとなったのは、2014年夏の和歌山予選、決勝で智弁和歌山に延長12回サヨナラ勝ちをした試合であった。智弁和歌山の決勝不敗神話を打ち破るとともに、半田真一監督の中に「和歌山で勝つためでなく、甲子園で勝つために何をするべきか」という意識が芽生えた。そんな市和歌山高校野球部の甲子園で勝つための取り組みに迫ってみた。

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半田真一監督

半田真一監督は市和歌山商(2009年市和歌山に改称)に入学、「打倒・智弁和歌山」を目指したが甲子園には届かなかった。以降、指導者となってからも智弁和歌山は半田監督の大きな壁であり続けた。

愛知学院大学でも野球を続けたが、高校時代のけがが回復せずマネージャーとなった。チーム運営を担ったことで、『野球は選手だけ、監督だけではできない。』と胸に刻んだ。

2004年母校に赴任しコーチを務め、2012年、監督に就任する。平均年齢30歳の若いコーチ陣、外部から招いた打撃・食事の専門家と相談・議論を重ねて『チーム市和歌山』として指導に当たる。

選手・マネージャー時代の経験から、控え選手やベンチ外となって練習に励む選手のことも常に気に掛ける。1日の練習メニューを記すホワイトボードには『目配り、気配り、心配り』と書かれてある。半田監督は控え選手について

「何とか力になって、少しでもいい経験を積んでほしい。」

と話す。『チーム市和歌山』の躍進にはに控え選手の力が必要不可欠なのである。

守備

半田真一監督が就任して智弁和歌山に4度挑み、全て跳ね返された。試合の度にどこかで自滅していることに気づいた半田監督は徹底的に守備を鍛えた。その結果5度目の挑戦で高い壁を越える事ができた。

鉄壁の守備を築き上げた半田監督が拘るのが二遊間の守備である。半田監督は二塁手に求めるものをこう語った。

「(走る方向と投げる方向が)逆の動きが多いですからね。カットプレーでもランナーの後ろで絡むことが多いですし、意外かと思いますが、肩の強さは必要です。ショートより身体能力が必要だと思っています。」

また遊撃手に関しては

「野球勘ですね。ピッチャーの配球の意図を汲んだポジショニングであったり、目に見えづらい部分が求められるポジションだと思います。」

と語る。智弁和歌山との試合ではこの二遊間が何度も危機を救うプレーをして、流れを相手に渡さなかったのが大きな勝因である。

甲子園で勝つために

市和歌山高校野球部は実力をつけてきているものの、どうしてもネームバリューという点で私学強豪には敵わない。他府県の私学に和歌山の中学野球の有力選手が行ってしまっているのも事実である。

2年半で全ての選手が入れ替わる高校野球において一定の力を保つために、市和歌山で野球がしたいと思う野球少年を増やすためにも、甲子園での勝利が必要である。

甲子園では各地区の予選を勝ち上がってきた強豪が相手となる。

「強豪相手に勝っていこうと思ったら打ち合いはできない。失点を抑えてロースコアの終盤勝負に持ち込む。そういう意味で守備力が大事ですね。」

智弁和歌山との死闘を経て、全国で勝つために意識が変わった市和歌山高校。半田監督の指揮官として初の勝利が市和歌山をさらなる強豪に押し上げる。

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こぼれ話

高校野球といえば、アルプスの応援も注目される。個人的にであるが市和歌山高校の応援が好きである。各回にオリジナル曲が流れ、非常にかっこいいのである。

すっかり有名になった智弁和歌山の応援も好きだが、市和歌山の応援も負けてはいない。和歌山のライバル校は応援でも凌ぎを削っている。市和歌山の応援にも注目してもらいたい

 

 

 

 

 

 

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