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鹿児島実業野球部、宮下正一監督の挑戦

   

鹿児島県勢として唯一全国制覇を経験している鹿児島実業。率いるのは自身も鹿児島実業で主将として活躍した宮下正一監督である。宮下監督は伝統を引き継ぎつつ、苦労も重ねてチームを成長させてきた。宮下監督の経歴や伝統を引き継いだ指導、新たに取り入れたトレーニングに迫ってみた。

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宮下監督の経歴

小学校5年からボーイズリーグ大川ヤンチャーズで野球を始める。中学校時代は中学校の野球部には所属せず、フレッシュリーグの川内スラッガーズで強打の内野手として活躍する。鹿児島県内の強豪校に誘いを受けるも規律正しい校風に惹かれて鹿児島実業に進学する。

鹿児島実業の1、2年時に甲子園出場はなかったが2年生の秋から新チームの主将となり秋の鹿児島県大会、九州大会を制して鹿児島実業に6年ぶりの甲子園出場をもたらす。甲子園には1990年春夏連続で出場し、いずれもベスト8の好成績を残す。国体では優勝を果たし、この年代から鹿児島県実業の黄金期が始まる。

高校卒業後、社会人野球NKK(現JFE西日本)で主将としてプレー、チームを都市対抗野球、全日本選手権出場に導いた。2003年に現役引退し、翌年に母校の鹿児島実業野球部のコーチに就任し、自身も現役時代に指導を受けた久保克之・元監督(現・名誉監督)のもと、指導者としての一歩を踏み出す。

2005年に監督に就任、2008,2010夏、2011春の甲子園に出場する。しかしそれ以来、苦しい時代が続く。4年の間、甲子園から遠ざかるも、鹿児島実業OBのスタッフを揃えた強化が実り2015夏、2016春と二季連続の甲子園出場を果たす。

伝統の裸練

鹿児島実業の早朝練習は独特である。月曜から金曜まで、朝6時半から約1時間程度、走り込み、サーキットトレーニング、縄跳びなど地道な基礎体力作りを行っている。しかし、ユニフォームではなく、上半身は裸で下はランニングパンツというスタイルである。これは「鹿実の裸練」と呼ばれ、宮下監督も選手時代に経験した伝統の練習である。

体力作りも目的の一つではあるが精神力の向上が主たる目的だと宮下監督は考えている。冬場でも関係なく行われる練習、「毎日この練習を乗り越えた」という自信が芽生える。甲子園で窮地に立ったとき、また社会に出て苦しい立場に立ったときなどに役立つと宮下監督は自身の経験から考える。

食事トレーニング

宮下監督は伝統を守りつつも新しい事にチャレンジしている。それが食事トレーニングである。当初、「たくさん食べて、身体を大きくすればいい」と考えていた宮下監督だったが、なかなかうまくいかなかった。そこで専門家を招いた本格的な食事トレーニングを始めた。

招かれた宮崎達也トレーナーは栄養学の原則に基づき、その選手のポジション、求められるパフォーマンス、時期などを考慮して、望ましい食の取り方を指導する。そんな中で食事に対する選手の意識も高くなり、運動能力向上に繋がった。

鹿児島のライバル

鹿児島実業は昔から樟南、鹿児島商と並び、御三家と呼ばれ鹿児島の高校野球をリードしてきた。樟南とは宿命のライバル関係との言ってもいい。

近年では神村学園、れいめい、鹿児島城西なども力をつけてきており、全国屈指の激戦区でもある。長い歴史の中、これだけ強い鹿児島勢の全国制覇がたった一回というのも不思議な事である。

まとめ

鹿児島勢唯一の全国制覇を果たしている鹿児島実業だが、夏の甲子園の優勝は無い。目指すは夏の全国制覇である。多くのライバルの包囲網をくぐり抜け、甲子園で活躍する鹿児島実業と宮下監督が見たい

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