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石川佳純、中国の選手に勝つために!

      2016/03/16

卓球女子日本選手権3連覇を果たし、世界ランキング5位(2016年2月時点)に入る石川佳純選手がどうしても越えられない壁がある。それは世界ランキング上位を占める中国の選手たちである。体格差からくる圧倒的なパワーに苦戦を強いられることが多い。中国の選手に勝つための石川選手の努力と成長に迫った。

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男子日本代表合宿への参加

石川佳純選手は2013年から卓球男子日本代表合宿に参加して男子選手と共に練習している。競技によっては女子が男子と一緒に練習することはあるであろうが、代表レベルでは非常に珍しいことだと思う。

これは卓球男子代表監督の倉嶋洋介監督の提案で実現した。

「技術力は元々あったので、これにプラスして男子のパワープレーついていけるようになったら中国の選手にも対抗できる。」

と倉嶋監督は述べている。

石川選手も

「中国選手と試合しても宇宙人と思うくらいのレベルだった。でも男子の選手とやるともっと宇宙人と思うくらいすごいボールがくる。」

と語り、練習の成果を感じている。課題はどのようにポイントを取るかである。

フリック

中国選手からどうポイントを奪うか模索していた時、男子選手と打ち合う中で石川選手が掴んだのが『先手を取ること』である。

以前は中国選手や男子選手には防戦一方で自分から攻撃を仕掛けることができなかったが、サーブレシーブを強化することで攻撃に転じられるようになった。

そのレシーブの一つがフリックである。フリックとは早いボールや強い回転のボールを打てる攻撃的なショットである。フリックはより早くより返しにくいボールを打とうとするとミスのリスクも大きくなるために女子の中ではほとんど使い手がいない。

しかもフリックを打つ側が有利なサーブのレシーブに使うために、ロンドンオリンピックからコーチについている元中国チャンピオンの陳莉莉コーチと黙々とフリックの反復練習を行う。それは陳コーチの合格が出るまで終わらない。

「1時間半ずっと同じ練習をするのは前はあまりやっていなかったことですけど、出来るまで終わらないので出来るようになるしかない。」

と石川選手は言う。陳コーチの支えが石川選手の大きな力になっている。

メンタルの成長を実感

2015年、日本選手権の準決勝、フルセットの追い詰められた場面でフリックショットがきっかけとなって逆転勝利。

石川選手は

「これだけフリックを練習してきたから出来るという自信がありました。以前は負けていたら『どうしよう、このプレー効かない』となっていたところを、自分の持っているものを全部出そう、全部引き出しから出して戦おうっていう考えが出来るようになりました。」

とメンタルの成長を実感。

ロンドンオリンピックの3位決定戦、以前勝ったことのある選手にストレート負けを喫する。国の威信を背負い、自分の人生すべてをかけて戦う相手に対し『今の私じゃ絶対勝てない』と弱気になった。

「今はもっと頑張らないとだめだよと思える。世界で一番強くなりたい。もっと強くなって勝てるように実力をもっとつけたい。そこのところはロンドンオリンピックの時とかなり変わった。」

と石川選手は語る。

3月6日、世界卓球女子団体決勝で中国と対戦。石川選手は李暁霞から2ゲームを先取して追い込むも、そこから逆転負けを喫する。

中国選手に勝利するのは、今後に持ち越しとなった。中国選手を倒すということは、その先に世界一が待っている。その日は近い。今年はリオデジャネイロオリンピックの年、石川佳純選手に期待せずにはいられない。

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