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頑張れ小久保気投手!小久保投手の熱投にあの夏を思い出す。

   

全日本大学野球選手権大会四国学院大学は2回戦で九州産業大学と対戦。1点を争う好ゲームの終わりは意外な型で訪れた。一死二塁のピンチで四国学院大学がとった満塁策。しかし、四国学院大学エース小久保気投手は捕手のサインをセットに入ろうとしてから覗き込んでしまった。サヨナラボークという幕切れで終わった死闘。泣き崩れる小久保投手を見てある事を思い出した。

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藤田修平投手

1998夏の甲子園2回戦の豊田大谷vs宇部商でそれは起こった。宇部商藤田修平投手は延長15回を投げ、体力も限界にきていた。無死満塁の大ピンチ、その頃は二塁走者が打者に球種やコースを教える事が許された時代であり、一方捕手はそれを悟らせない為に複雑なサインを出していた

当時は2年生だった藤田投手はそのサインを確認するためセットに入ろうとしてやめたこの瞬間、ボークが宣告され、宇部商はサヨナラ負けを喫した。3年生の最後の夏を自らのボークで終わらせてしまった藤田投手は泣いた。

小久保気投手

小久保投手は鹿児島玉龍高校出身、鹿児島大会ではベスト8止まりで甲子園出場は無い。四国学院大学に進学してからは1年生の秋からリーグ戦に出場、翌年からは主戦投手として活躍した。

ストレートが武器の本格派右腕はドラフトの注目選手である。前日の大学選手権1回戦でも強打の東北福祉大を完封していた。九州産業大戦も投手戦となり、緊迫したムードの中、9回裏に起こったサヨナラボーク。

残念ではあるが、小久保投手には大きな拍手を送りたい。これからが期待される選手である。秋の神宮大会、その先のプロ野球を目指して、この苦い経験を活かして欲しい

宇部商・藤田投手のその後

豊田大谷vs宇部商の球審を務めた林清一さんは試合終了の瞬間、藤田投手が握っていたボールを返そうとした時、「持っていなさい、来年また甲子園に来なさい」と語りかけたという。

藤田投手は翌年、甲子園に出場出来なかった。励ましの手紙が全国から届いていたという。そんな期待に応えられなかったのがボークより悔しかったという。福岡大に進学し、野球を続けたが怪我でリタイアした。

就職して家庭を持った藤田さん、今は息子とのキャッチボールが楽しみだと話す。そんな藤田さんは高校野球イベントで林さんと再会を果たす。藤田さんは「林さんに僕は元気にやってますと伝えたくて来ました」と話した。林さんは涙を流して喜んだ。

小久保投手へ

今回の幕切れは決して小久保投手の望んだものではなかったはずである。しかし、林さんのようにボークを宣告した球審も今は色んな事を考えているに違いない。また必ず神宮に帰ってきて元気な姿を見せて欲しい。

最後に

スポーツの素晴らしさは、一つのプレーが記憶され、色んな物語を生む事である。今回の小久保投手も今は辛いかもしれないが、必ず振り返った時にあの経験があったからと言える日がくる。私もこれから小久保投手のファンである。頑張れ小久保投手!

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