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前橋育英サッカー部、山田耕介監督の選手育成 悲願達成に向けて

   

私が見て高校サッカーにおいて輝きを放っているチームが前橋育英である。前橋育英を率い、インターハイ制覇、選手権準優勝2回を成し遂げたのが山田耕介監督である。山田監督は50名以上のJリーガーを育成し、その指導力は折り紙つきである。そんな山田監督について調べてみた。

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経歴

山田監督は長崎県出身であり、島原商では小嶺忠敏監督(島原商、国見を率いて全国制覇した名将)の元で日本一厳しい練習に耐え、インターハイを制した。その後、法政大学を経て前橋育英の監督に就任した。

20代半ばで監督に就任した山田監督は非常に熱く選手を指導した。本人が振り返っても「俺の言うことを聞いておけばいい」という姿勢だったらしい。経験を積む事で懐も深くなり、選手とのコミュニケーションで個性を発見し伸ばす事が出来るようになった。

今や全国大会の常連となった前橋育英は2009年のインターハイを制し、2014年,2016年の選手権で準優勝を果たした。全国大会に出場すれば優勝候補にあげられる程、安定した実力を誇っている

山田監督の信念

山田監督はサッカーも大切であるが、サッカーを通した人間教育、人材育成を念頭に置いて指導にあたる。サッカーで生活していける選手はほんの一握りである。会社に就職したり、サッカーの指導者になったり、そんな中でも十分やっていける人材を育てるのが山田監督の目標である。

山田監督は本気で指導し、その本気を選手に伝える事を大切にしている。選手に本気を出させるためには指導者が本気である必要がある。全国から集まる選手が本気で努力するからこそ前橋育英は強いのである。

前橋育英のサッカー

前橋育英のサッカーは選手の絶妙な距離感から生まれるパスワーク、それに人が連動するのが魅力的なサッカーである。山田監督が目指すのはこれに縦に速い攻撃を加える事だという。

前橋育英は2016選手権の決勝青森山田に0-5で敗れた。山田監督にとっても選手にとっても屈辱の結果だったとは思うが、決してそんなに差があったわけではない。むしろ前橋育英が押し込む場面が多かった事は決勝を見た人なら解るだろう。

長所を見逃さず伸ばす

山田監督の特徴はその選手をしっかり理解し、長所を活かした指導である。教え子の細貝萌選手は攻撃的な選手だったが、危機察知能力を見いだした山田監督は細貝選手をボランチとして起用した。その後、細貝選手はボランチとして日本代表入りした事は皆が知る所である。

山田監督は長所を発見する事に長けている。一見短所でありそうな事を見方を変えて長所にしてしまう。それだけ選手の事をよく見て少しの事も見逃さないのである。選手も監督がしっかり見ていてくれると解っているからこそ思い切ってプレーできるのである。

心理的アプローチ

2014年の選手権準優勝のチームを山田監督は結成当初「史上最弱」と呼んでいたという。2016年のチームも総体で初戦敗退をしている。そこから準優勝するまでのチームに育ったのは山田監督の選手に火をつける心理的アプローチである。

2016年選手権決勝にて青森山田に0-5で敗退後、山田監督はしきりに青森山田の名前を出す。決勝を経験した選手が多いチームにとってそれは忘れる事のできない屈辱である。しかし、それを忘れず、選手の心につける事で総体にて青森山田にリベンジを果たした。そういった所が前橋育英の強さを支えているのだと考える。

最後に

未だに選手権の優勝が無い前橋育英であるが、近い将来(今年にでも)頂点に立つチームだと私は確信している。運も実力のうちとはよく言うが、一発勝負のトーナメントを勝ち上がるには多少の運も必要ではある。その運をたぐり寄せれる実力と努力は十分備わっている。前橋育英の今後の活躍を祈っている。

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