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中村俊輔のフリーキックが進化し続ける理由

   

横浜マリノス・中村俊輔選手の代名詞ともいえるフリーキック。いまだに進化を続けるフリーキックを武器に活躍し2013年には35歳でJリーグMVPを獲得した。その進化し続けるフリーキックの秘密を探ってみた。

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手本とした選手

中村選手はジュニアユース時代に手本にした選手がいた。韓国戦で伝説のフリーキックを決めた事で有名な木村和司氏である。木村氏のフリーキックは正確無比で、卓越したコントロールで自由自在に蹴り分けれた。当時は『魔術師』の異名をで呼ばれ、ライバルたちに恐れられた。そのフリーキックを見た中村選手は

「どうしてあんなに曲がって、足をふりあげているのか?自分も真似しようと思った。」

と語っている。このフリーキックの名手との出会いが中村選手に大きな影響を及ぼしたことは言うまでもない。

曲がって落ちるフリーキック

中村選手のフリーキックはとにかくよく曲がる。それは助走の角度に秘密がある。フリーキックを蹴る中村選手をよく見てくれればわかるのだが、キーパーから見て左サイドからのフリーキックはボールのほぼ真横から助走に入っている

足のスイングの方向とインパクトの方向の角度をずらすことでカーブがかかる。横から入る事でその角度を大きくすることができるので、中村選手のフリーキックはよく曲がるのである。また、中村選手はボールを擦りあげるように蹴るので回転がかかって落ちるのである。

速いフリーキック

実際どの選手でも、カーブをかけるとボールのスピードが落ちるのが普通である。しかし中村選手のカーブボールのスピードはほとんど落ちない。

その秘密は軸足の位置にある。ボールの真横に軸足を置く選手が多い中、中村選手はボールより少し斜め後ろ、少し間をとって踏み込んでいる

本人はその方が腰を回せるからと言っているが、その腰の回転が加わることでスピードボールが蹴れているのである。人よりよく曲がってスピードがあるのだからゴールキーパーにとっては脅威でしかない。

無回転フリーキック

カーブボールのフリーキックが有名な中村選手であるが、時折、無回転のフリーキックも蹴っている。最初は我流で蹴っていたようであるが、あるサッカー番組の企画で、無回転のスペシャリスト三浦淳宏氏に蹴り方を習っていたのを見たことがある。

それ以来、フリーキックもそうであるが、プレーの流れの中でのミドルシュートにも無回転を蹴って得点を生んでいる。更にプレーやキックのバリエーションを増やしたことにより、ゴールキーパーはカーブか無回転かどちらがくるかわからないため、ゴールの確率も上がっているのだと思う。

今後

「自分に勝ちたい。衰えているんだろうけどまだまだ若い選手には負けない。40歳まではやりたい。」

と語った中村選手。まだまだその向上心は衰えていないのだと思う。目標が達成できそうになったら達成する前に次の目標を設定するという中村選手の成長はまだまだ止まりそうにない。

かつての中村選手が木村和司氏を見て成長したように、中村選手の背中を見て横浜マリノスから中村選手を越えるような若手フリーキッカーが出てきてほしい。中村選手がその選手にキッカーを任す日はくるのか。非常に楽しみである。

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