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乙訓高校野球部、市川靖久監督の意識改革

   

京都府の高校野球における公立の雄、乙訓。数多くの部員を抱え、環境面でも私立強豪に引けをとらない。チームを率いるのは市川靖久監督である。市川監督は就任以降いかにチームを強化し、強豪に育てたのか、その秘密を探ってみた。

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市川監督の経歴

市川監督は鳥羽の主将として2000春、夏と甲子園連続出場を果たした2000春は明徳義塾を破ってベスト4に進出を果たした。夏も前年王者の桐生第一に勝利したが強豪横浜の前に3回戦でサヨナラ負けを喫した。この時、「甲子園に帰ってきたい」と思った事が指導者を志す第一歩となった。

京都教育大学で学んだ市川監督は、2005年に北陵の野球部監督に就任する。北陵で10年間指導し、2015年に乙訓の野球部監督に就任する。2017秋季大会で京都の強豪を破って京都大会を制すると近畿大会でも神港学園智辯学園という強豪を降してベスト4入りを果たした。準決勝では高嶋仁監督率いる智辯和歌山を後一歩のとこまで追い詰めたが逆転サヨナラ負けを喫した。しかし乙訓を力を証明した試合だった。

基本の繰り返し

市川監督の指導の土台は鳥羽時代の卯瀧逸夫監督(当時)の練習にある。それは「基礎と基本の繰り返し」である。基礎は選手の土台となる。土台無くして良いプレーは出来ないというのが市川監督の考えである。

基礎練習は反復練習となるために面白みに欠ける所があるが、それが大切だと理解して励む事で大きな武器を得る事が出来る。そしてそれを土台にして、様々な技術を身につける事が出来るのである。

意識改革

市川監督は乙訓監督就任前に北陵の監督として乙訓と対戦する機会があった。その時に感じたのは乙訓のアバウトさだったという。監督就任後もそれを痛感した市川監督は当たり前の事を当たり前にやる意識改革を行う事にした。

内容は報告・連絡・相談・時間厳守から挨拶や整理整頓まで、一見当たり前に思える事だった。しかし、それを選手一人一人が徹底する事で全員が同じ方向を向けたのである。

環境面の充実

公立でありながら私立強豪に匹敵する環境を有する乙訓。京都で唯一スポーツ健康科学科があるのがその理由である。野球部員の多くもそこで学んでいる。部員も100人を越え、激しいレギュラー争いが繰り広げられる。

野球場は両翼100m、内野は黒土、外野は天然芝という素晴らしい環境。雨天練習場も完備されている。また週末は全国クラスと強豪と試合を重ねる事でチームを強化していった。

模範

市川監督の鳥羽時代の一つ後輩には平野佳寿投手(ダイヤモンドバックス)がいた。平野投手は当時から人格者で今でも変わらない人柄で多くの人に愛されている。

市川監督は平野投手を模範として、卒業後、野球の道を歩まなくても社会に必要とされる人間教育を行っている。野球を通して粘り強く最後までやり遂げる人間力を磨くのが市川監督の目標である。

ライバル

京都には平安を筆頭に福知山成美立命館宇治京都翔英という私立強豪、名門の鳥羽など強豪がひしめき合っている。勝ち抜くには非常に困難な道のりである。

市川監督は常に甲子園ベスト8を目標に掲げ、その力が無いと京都大会は勝ち抜けないと考えている。打倒平安を目指してきたが、京都を制した今、目標からライバルになりそうである。

最後に

市川監督の強化が実り、学校の協力のもと、強豪に育った乙訓。目指すところは現役時代の市川監督より上である。乙訓のこれからの活躍に期待したい。

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