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創志学園野球部、甲子園での忘れ物

      2016/03/16

2011年春、史上最速となる創部1年での甲子園出場を果たした創志学園野球部。その開会式での野山慎介主将(当時)の感動的な選手宣誓は記憶に新しい。その大会では1回戦で北海高校に敗れた。甲子園での勝利という忘れ物を取り返すための創志学園の取り組みを探ってみた。

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長澤宏行監督

長澤宏行監督は甲子園球場のある西宮市の市立西宮高校で野球部に所属、3年生の時に4番・主将として活躍したが、甲子園には届かず。その夏に甲子園の売り子のアルバイトをしているときに甲子園で活躍する選手を見て『指導者としてこの舞台に立つ。』と決意した。

日本体育大学に進学、野球ではなくソフトボールをプレーする。卒業後、西宮の夙川学院に赴任。夙川学院では女子ソフトボール部を22年間で8度の日本一に導き、その実績を買われ、アトランタオリンピック女子ソフトボール日本代表のヘッドコーチも務めた。

ソフトボールで、大きな実績を残した長澤監督だったが、高校の時に見た甲子園を忘れることができず、2003年、神村学園野球部監督に就任。創部2年で春の甲子園で準優勝を果たす。そして2010年創志学園野球部監督に就任した。

異色の経歴をもち、ソフトボールや神村学園でも結果を残してきた長澤監督であるが、創志学園では甲子園未勝利である。2011年の春の勝利という忘れ物を全力で取りに行く。

ルーティン

創志学園野球部では試合開始前に必ず行うことがある。それはテニスボール回し。チームのメンタルを担当する川谷潤太氏の指導で策春から取り入れたものである。

選手全員で円をつくり、右手に持ったテニスボールを全員が一斉に隣の選手の左手に投げ渡すというものである。左右5回づつまわすと4回、3回と回数を減らしていく。

全員で集中して行い一体感を高める効果がある。甲子園でもこの光景が見られる事は間違いない。ルーティンを行い、いつも通りのプレーで初勝利を目指す。

タブレット撮影

ブルペンで持ち込まれるタブレット端末、投手を様々な角度から撮影する。投手は練習を終えると画像をチェックする。撮影後すぐにその場で確認することができるのも強みである。また寮にいるとき、アイシング中など自由に使用して自分の動作を確認することができる。

コーチの大長秀行氏

「改善点を指摘しても、選手が正しく理解していなければ行き違いが生じる。自分の映像を見て納得することが大事」

と語る。タブレットは創志学園野球部にとっての秘密兵器である。

機動力強化

創志学園野球部は盗塁、エンドラン、セフティーバントなどを絡めた機動力も大きな武器である。

ミニハードル、走る際の体重移動など陸上の基礎練習などを繰り返す走塁の強化合宿を行い、機動力にさらに磨きをかけた。

日本選手権100メートル走で優勝経験をもつ宮崎博史氏の指導で『ダイナミックストレッチ』を導入した。様々な動きで身体を温め関節の可動域をひろげるストレッチで役20種類の動きがあるという。関節を柔らかくすることで、走るフォームが大きくなる。

選手たちも練習の成果を実感している。甲子園でも走り回る創志学園野球が見れるであろう。

創志学園野球部は2011年春の甲子園以降、12年夏、15年夏と岡山県予選準優勝と、あと一歩のところで甲子園を逃している。その悔しさを晴らすには甲子園での勝利しかない。

2015年秋の中国大会では武器の機動力と安打を絡めて他を圧倒して優勝を果たした。

前途した強化練習でさらに強くなった創志学園の校歌が甲子園に流れる時は近いように思う。

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