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山中慎介の試合をアメリカで見たい

      2016/03/16

プロボクシングWBC世界バンタム級王者の山中慎介選手。9度目の防衛を果たし、本場アメリカでの試合が期待される。山中選手自身ものぞむアメリカ進出への道のりを考察してみた。

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バンタム級最強決定戦

2015年9月22日、大田区総合体育館にて元WBA世界バンタム級スーパー王者のアンセルモ・モレノ選手(パナマ)との9度目の防衛戦が行われた。

モレノ選手は2014年9月にファン・カルロス・パヤノ選手(ドミニカ)に負傷判定で敗れるまで、12度のタイトル防衛に成功。WBA世界バンタム級スーパー王者に認定され、6年4か月に及ぶ長期間王者に君臨したパナマの英雄である。

山中慎介選手本人もモレノ選手との試合を「バンタム級最強決定戦」と位置づけ、

「防衛回数にはこだわっていない。ただ、モレノに勝てば、海外に最高のアピールになる。この試合に勝てば、必ずラスベガスの道につながるはず。」

と試合前に語っている。

試合はパンチが当たらない苦しい展開が続き、8ラウンドを終えてのスコアではモレノ選手が上回っていた。10ラウンド、ついに代名詞の左ストレートがモレノ選手をとらえ、ぐらつかせる。この後は前進しつづける山中選手を、モレノ選手がクリンチを多用していなす展開が続き、最終的にはこの10~12ラウンドの展開が勝負を分けたように思う。判定は2-1のわずかな差で山中選手が勝利を収めた。

ジムの意向と次戦の対戦相手

9度目の防衛成功後、帝拳ジムの本田会長は

「モレノに勝ったことは海外的には大きな意味を持つ、本人も外国でやりたがっているし、これから考えていく。」

と述べ、山中慎介選手のモチベーションを高めるマッチメークをする方針であった。

2016年1月、会見で山中慎介の次戦の相手が前WBC世界スーパーフライ級王者のリボリオ・ソリス選手になることが発表された。

山中選手が希望するアメリカでの試合とはならなかったが、ソリス選手は日本で河野公平選手、亀田大毅選手を破っている実力者である。試合会場も山中選手の地元京都とあり、モチベーションは高い。

ソリス選手は亀田大毅選手との試合で体重超過してタイトルをはく奪されたのにも関わらず、試合はしっかり勝っているので私の印象としては非常に強い選手と思う。アメリカでの試合を実現するためにはまず、ソリス選手を破って10度目の防衛を達成するしかない。

海外の反応

山中慎介選手はアメリカのボクシング専門誌「リングマガジン」が独自に発表しているパウンド・フォー・パウンド最新ランキングでベスト10入りを果たした。

パウンド・フォー・パウンドとは簡単に言えば階級が同じだと仮定したときに、誰が一番強いかということである。したがって、本場アメリカでの山中選手の評価は非常に高いといえる。

アメリカでは従来、軽量級の試合は注目しされない傾向にあった。だが近年では軽量級のタイトルマッチが中継されるなど、軽量級の試合も注目されるようになってきている。

ソリス選手との試合で勝利した暁には、アメリカでの上記のパヤノ選手との統一戦も視野に入ってくるのではなかろうか。また、帝拳ジムの先輩である西岡利晃元WBC世界スーパーバンタム級王者がラスベガスで戦って敗れたノニト・ドネア選手(フィリピン)など対戦が熱望される選手がまだまだいる。

山中選手の左ストレートは「神の左」とよばれる。そのことについて山中選手は

「応援してくれた人に『いい試合だったね』『すごいKOだったね』って言ってもらえるのがうれしいんです。もちろん自分のために戦っています。でも、なにより応援してくれる人のために戦っている気がするんです。勝ち続けるうちに応援してくれるひとがどんどん増えて、皆の想いに応えたい、この左で倒したい、と思いながらパンチを打つようになったときかもしれないです。もしもこの拳に神が宿った瞬間があるとすれば。」

と答えた。

多くの山中選手を応援する方がアメリカで戦っている山中選手を見たいと期待している。

その想いに応えるように放たれる「神の左」が本場アメリカでの試合をつかむ日は近いように思う。

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